ふわり、見下ろす母校 飯豊二小6年生、熱気球体験

飯豊二小の6年生を乗せて浮かび上がる熱気球。空から校舎を眺めた=飯豊町

 飯豊町飯豊二小(海老名智樹校長)の6年生9人が22日、同校グラウンドで、熱気球のフライトを体験した。青空にほぼ無風という好条件に恵まれ、夕日を浴びた校舎を地上約20メートルの空から眺めた。

 卒業を控えた地元児童へのプレゼントとして、県内各地で熱気球体験を実施している同町のヤマガタエクスペリエンス(堀江守弘代表)が初めて企画した。

 気球は高さ約20メートル、直径約15メートルで、ガスバーナーによって内部が温まると、児童を乗せてゆっくりと上昇。子どもたちは周囲を一望し、地上で待つ友達に手を振って笑顔を見せていた。準備や片付けにも加わり、膨らませた気球の中に入って記念撮影する場面もあった。

 舟山叶都君(12)は「校舎を上から見たのは初めて。いい記念になりそう」と喜んでいた。

膨らんだ気球の中に入り、記念撮影する6年生=飯豊町飯豊二小

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