シーツやTシャツに…小さな“画家”たちが描く 雲仙「小浜温泉でアートすうで」

シーツに思い思いの絵を描く子どもたち=雲仙市小浜町

 子どもたちが創作体験をする「秋の彩展(さいてん) 小浜温泉でアートすうで」が18日、長崎県雲仙市小浜町の小浜バスターミナル内交流室であり、市内の約70人と保護者がシーツやTシャツに思い思いの絵を描いた。
 芸術を通して地域を活性化する団体「小浜ば花いっぱいにすうで」(城谷雅司代表)が毎年開き28回目。現代美術家で長崎大名誉教授の井川惺亮(せいりょう)さん(79)や長崎市の芸術グループ「RING ART」が協力した。
 子どもたちは温泉旅館から提供された白いシーツ6枚やTシャツに、アクリル絵の具で花や動物などを伸び伸びと描いた。雲仙市立小浜小4年の森田珠月(みつき)さん(10)は「ハートや水玉を好きなように描けて楽しかった」と笑顔。井川さんは「ピカソやミロのように歓喜に満ちている」と褒めた。
 シーツ作品は同町の浜観ホテルで12月1日まで開く「RING ART展」で鑑賞できる。

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