防災集団移転 早期に計画策定 那須烏山市

2019年の台風19号で浸水の被害を受けた2つの地区で、防災集団移転の計画を進めている那須烏山市は、年度内の事業計画の策定を目指しています。市は国と調整しながら計画の早期策定を進める方針です。

那須烏山市は、台風19号の被害が大きかった宮原地区と下境地区の住民に対して安全な場所に移り住んでもらう防災集団移転を計画しています。那須烏山市では来年3月に国土交通大臣の同意を得ることを目指していて、国と調整しながらできるだけ早く事業計画を策定したい考えです。

また、那須烏山市は28日に開会する定例会に、防災集団移転事業の対象となる「災害危険区域」の指定に関する条例案を提出する予定です。議会で可決されれば住民説明会を開くなどして、区域を正式に指定するための手続きを進めることになります。なお、これまでの個別相談会で9割弱の世帯について確認し、移転を拒否している世帯はないということです。

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