セルティックに所属する日本代表FW前田大然のトッテナム移籍の噂が再燃している。
今季からトッテナムを率いるのは、アンジェ・ポステコグルー監督。昨季まではセルティックを指揮しており、前田や日本代表FW古橋亨梧、MF旗手怜央らのことを熟知している。
移籍市場に精通しているイギリス人記者のグレアム・ベイリー氏は、ポッドキャスト『Talking Transfers』に出演した際にトッテナムが今冬の移籍市場で選手補強に動く可能性を示唆。最優先事項は選手層の薄さが問題視されている最終ラインの補強だとしつつ、攻撃陣の補強も十分にあり得るという見方を示した。
「アンジェ・ポステコグルーが数人の選手をセルティックから獲得するならば、欧州の他リーグから選手を獲得するよりも安上りだ。彼は“古巣”に目を向けることを排除しないだろう」
「マエダのトッテナム移籍は、フルハシやハタテといった選手たちと比べても非常に理にかなっている」
ベイリー氏は、前田の爆発的なスピードがトッテナムやプレミアリーグの特長に合っていると指摘。セルティックの日本人選手の中では、今冬にトッテナム行きを果たす可能性が最も高いという持論を展開した。
現在26歳の前田は、2021年12月に横浜F・マリノスからセルティックにローン移籍。契約には買い取りオプションが付けられており、2021-22シーズン終了後に完全移籍が決定した。今季はここまで公式戦17試合に出場して2ゴール3アシストを記録している。
前田は、横浜FMとセルティックでポステコグルー監督の指導を受けており、セルティック移籍時と同様に“恩師”のあとを追ってプレミアリーグへと挑戦するかどうかに注目が集まっている。