ホスト石川遼は今季ワースト100位発進 「今できることをやるしかない」

ホスト大会を100位発進。苦しいスタートとなった石川遼(撮影/中野義昌)

◇国内男子◇カシオワールドオープン 初日(23日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)◇晴れ(観衆2726人)

過去に3度2位に入ったホスト大会で、今季は苦しい滑り出しとなった。カシオ所属の石川遼は2バーディ、5ボギーの「75」で終え、3オーバーは今季ワーストの100位発進。「うまくいかなかったですね」と振り返った。

前半11番(パー3)でボギーが先行すると、12番から5ホール連続でスコアが動かず17番で再びボギー。18番(パー5)で一つ取り返したが、後半も2番(パー3)で3パットボギーを喫するなど2ストローク落として伸ばし合いについていけなかった。

多くのギャラリーが見守った(撮影/中野義昌)

「これだけコースが広いんですけど、フェアウェイに全然いかなかった」と、この日のフェアウェイキープ率は28.571%(4/14)。ラフからのショットでチャンスを作れない、苦しい一日だった。

100位台で初日を終えるのは2021年「東建ホームメイトカップ」(113位)以来。今大会に限れば、3桁台の順位でスタートしたのは初めてだった。

2日目は予選通過を目指す戦いに(撮影/中野義昌)

祝日だったこの日は、午前から2000人近くのギャラリーが来場。「すごくうれしい。ただ、もう少し自分がいいプレーをできれば最高だった」と悔しさもにじませる。昨年は優勝スコアが通算32アンダー、21年は19アンダー、19年は20アンダーと好スコアが出るコース。「あす、相当いいスコアじゃないと予選通過は厳しい。今できることをやるしかない」と、まずは5打先にある予選カットラインを目指す。(高知県芸西村/谷口愛純)

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