現在ロリアンに所属するDFバンジャマン・メンディが、不正に賃金が支払われなかったとしてマンチェスター・シティを提訴する見通しだ。イギリス『BBC』が報じている。
メンディは、2021年8月に数件の性的暴行などの容疑で起訴され、今年1月に6件の強姦の容疑と1件の性的暴行の容疑について、7月には1件の強姦の容疑と1件の強姦未遂の容疑について無罪の判決を下された。
これを受けてマンチェスター・シティは、2023年6月の契約期間を満了するまでの期間、同選手に対して出場停止の処分を下していた。メンディは同クラブが、この期間の賃金を不正に支払わなかったとして、イギリスの雇用審判所に申し立てる見込みだ。その賃金の金額は数百万ポンドに上るとされている。
メンディは今夏、リーグ・アンのロリアンに移籍し公式戦3試合に出場している。
また、イギリスを代表する弁護士であるニック・デ・マルコ氏が同選手の弁護を務める。同氏はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、イングランド代表FWハリー・ケイン、同代表MFジョーダン・ヘンダーソンなどの代理を務めた経歴を持つ。審理は2024年に行われる。
BBCの取材に対してマンチェスター・シティは現在コメントしていない。