共産・志位委員長、京都市長選での福山和人氏支援訴え「ぜひ押し上げよう」

京都への思いや来年2月の京都市長選への対応を語る共産党の志位委員長(23日午後、京都市上京区・西陣織会館)

 共産党の志位和夫委員長が11月23日、京都市内で行われた共産党京都府委員会の集会で講演した。約600人の参加者を前に、2024年2月の京都市長選に無所属で立候補を予定する弁護士の福山和人氏(62)について「ぜひ押し上げよう」と支援を求めた。

 志位委員長は、革新府政を担った蜷川虎三知事が圧勝した1970年の京都府知事選の記録集を手にしながら、「京都のみなさんの闘いに幼い頃から憧れを持っていた」と振り返った。当時のスローガン「日本の夜明けは京都から」を引用し、京都市長選について「福山和人さんをぜひ押し上げ、大躍進を勝ち取ろう」と訴えた。

 また、岸田政権について「『専守防衛』を変えないとうそを言って、敵基地攻撃能力を保有した。安倍政権より悪質で、自民党政治は末期的だ」と批判した。

 共産は前回2020年の市長選で福山氏を推薦したが、今回は福山氏の政党推薦を受けないという方針を受け、見送った。党府委員会は「党として全力を挙げて支援する」としている。

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