ゲームで防災グッズ集めよう! 県内初の体験プログラム 那須烏山で26日にフェスタ

防災体験などを実施するフェスタのチラシ

 【那須烏山】防災をテーマに市民団体と住民が交流し、地域共生社会の実現を目指す「なすからつながるフェスタ」が26日、市南那須公民館で開かれる。神戸市のNPO法人「プラス・アーツ」が全国各地で実施する防災体験プログラムを県内で初めて行う。担架作りなどのゲームを通じ、防災グッズを集める内容。市社会福祉協議会の担当者は「災害はいつ起こるか分からない。備えの意識を高めるきっかけにしてほしい」と呼びかけている。

 フェスタは市社協や市、ボランティア団体などでつくる実行委員会が主催する。2018年まで10年以上続いていた市健康福祉まつりをリニューアルし、今年が初開催。19年の台風19号被害などを踏まえ、防災や減災をテーマとした。

 防災グッズを集めるコーナーでは、水消火器の使用体験や簡易担架作り、バケツリレー対決など8ブースを設置する。それぞれに、非常用簡易トイレや懐中電灯といった参加景品がある。全ブースを回ると景品を収納できる防災リュックがもらえる。各ブースの運営には実行委加盟の団体が担う。

 会場では避難所で使うマットレスやテントなども展示する。豚汁やカレーなど避難所の食事を想定した模擬店もあり、売り上げは団体の活動費に活用する。

 市社協の担当者は「防災体験は親子で楽しめる内容。団体と地域のつながりの輪を広めたい」と話した。

 午前10時~午後1時。雨天決行。防災体験プログラムは親子連れなどの参加を想定し、各ブース先着子ども200人定員。(問)市社協0287.88.7881。

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