小松市板津中2年の米森椿(つばき)さん(13)、同市荒屋小4年の桧(ひのき)君(10)、同小1年の小梅さん(6)の3人きょうだいは23日、病気などで髪を失った子どもに医療用ウィッグを無償提供する「ヘアドネーション」に協力したいと、伸ばした髪をカットした。
3人は母親の美来さん(38)の友人で美容師の福田緑さん(39)=加賀市動橋町=方を訪れてはさみを入れ、椿さんは約60センチ、桧君は約40センチ、小梅さんは約30センチの髪を提供した。
美来さんがヘアドネーションに協力したことをきっかけに、これまで椿さんは2回、小梅さんは1回、髪を寄付してきた。
カットした髪は白山市の鶴来ライオンズクラブを通じて大阪の支援団体に贈る予定。初めての参加となった桧君は「他の人の役に立てるのはうれしい」と笑顔を見せた。