「とって すぐ食べれないって知らなかった。追熟がすごい」実はいまが旬!キウイフルーツ1~2週間“寝かせて”食べ頃に【しずおか産】

おいしそうな肉と野菜。この煙の先にあるのは、実は旬!?いま、人気のキウイフルーツです。

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<キウイフルーツカントリーJapan 平野耕志代表>
Q.キウイがたくさんなってますね?!
「80種類のキウイを栽培しています。その中でも7品種は世界でここだけにしかない、ここだけのオリジナル品種を作っている、キウイ大好きの農園になります」

静岡県掛川市にある「キウイフルーツカントリーJapan」。日本最大級のキウイ農園でその大きさは、東京ドーム3つ分です。

キウイフルーツは、ここ数年の健康志向で人気が高まっています。ビタミンや食物繊維・クエン酸などが多く含まれている果物なんです。

<キウイフルーツカントリーJapan 平野耕志代表>
「ニュージーランド産のものをよく食べていると思うんですけど、(ニュージーランドは)ちょうど季節が逆なので、日本にあるときにニュージーランド産のものはなくて、日本にない時にニュージーランド産のものが来るので1年中ある」

Q.日本でこの景色を見れるのは今の時期だけ?
「そうですね。今だけ。旬は今と言ってもいいと思う」

国産のキウイフルーツはこの時期に収穫をします。

<客>
「とれた!」

この日は約40人がキウイの収穫に挑戦。収穫直後は固くて食べることができません。今回収穫したキウイは、1~2週間ほど寝かせます。

<客>
Q.収穫するのは初めて?
「初めてです。キウイのなり方も知りました」
「とってすぐ食べられないって知らなかった。追熟がすごいですね。家でうまくできるかが不安ですけど」

平野さんの農園では、キウイの樹の下でたき火やBBQができます。

<キウイフルーツカントリーJapan 平野耕志代表>
「火を炊くことで煙が出るんですけど、それが農園の中の病害虫予防になっているという特性がある」

燻煙での病害虫予防。ここでは、お客さんが起こした煙を使うことで、みんなでキウイフルーツを育てている感覚になれます。

<キウイフルーツカントリーJapan 平野耕志代表>
「ぜひ食べて見て下さい」

お客さんと一緒に育てた、農園一押しのキウイです。

15年以上の月日をかけ、誕生した「キウイフルーツカントリーJapan」オリジナルの紅鮮。見た目はよく見るキウイフルーツですが、中身は鮮やかな赤色です。糖度は20度以上、いちごやメロンよりも甘いんです。

<キウイフルーツカントリーJapan 平野耕志代表>
「酸っぱすぎるというキウイのイメージがある方が多いので、甘め甘めのものを作っていたらたどり着いた。これでキウイを食べる、好きになるきっかけになったらうれしい」

日々キウイの魅力を発信している農園ですが、2023年悩まされたことがありました。それは猛暑です。異常な暑さの影響からキウイフルーツが乾燥してしまい、中には販売ができなかったものもありました。

しかし、傷んでいるようにみえても食べることができます。平野さんの農園では、捨てずに砂糖で煮詰めてジャムにします。このジャムづくりも体験のひとつとして提供することで、子どもから大人まで食べ物の大切さを学ぶ機会を作っています。

<キウイフルーツカントリーJapan 平野耕志代表>
「エコのこととか、自然のこととかSDGsについて学んでもらう機会になればと思って、みなさんにやっていただいてます。たくさんキウイがなるのは、いましか見られませんので、12月あたりに一回来ていただけるとこういう景色が見られると思います」

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