アーセナル、好調を維持する冨安健洋との契約延長とサラリーアップを目指す

写真:好調を維持し、評価を高めている冨安健洋 ©Getty Images

イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』によると、アーセナルが日本代表DF冨安健洋の契約延長を検討しているという。

冨安は2021年8月にボローニャからアーセナルに加入し、これまでに公式戦通算69試合に出場して1ゴールを挙げている。加入1年目は順調な日々を過ごしていたが、2年目となる2022-23シーズンはケガに苦しみ、今夏に『フットボール・ロンドン』のインタビューに応じた際にはこう語っていた。

「僕にとっては困難な時期だった。(右サイドバックのライバルだった)ベン・ホワイトは非常に調子が良く、正直に言って自信を失っていた。負傷した4カ月間、いろいろなことを考えた。ケガから学ぶこともあるし、マンチェスター・シティ戦のミス(2022-23シーズンのプレミアリーグ第12節延期分の試合で、冨安のパスミスからケヴィン・デ・ブライネの先制点につながった)からも学ぶ必要がある」

苦しんだ1年を経て、今シーズンは充実の日々を過ごしている。現状、左サイドバックの序列ではウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコを上回っている。そのため、アーセナルは冨安の貢献に契約延長で報いたいと考えているという。

冨安の現在の契約は2025年6月30日に満了を迎える予定であり、しかも年俸のランキングはチーム内では最も低いカテゴリーに入っているという。アーセナルはプレミアリーグ第8節マンチェスター・シティ戦やUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節セビージャ戦で重要な役割を演じ、勝利に貢献した冨安を高く評価しており、契約延長とサラリーアップの準備を進めているという。

また、アーセナルはイングランド代表DFホワイトの契約延長についての話し合いも進めている。冨安とホワイトの契約延長に成功した場合、主力との契約更新を次々に成功させている現在の流れを継続させることができる。

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