「楽しく心地よいサロンに」 京都・長岡京にデイサービス新施設

真新しいメインホールで音楽を楽しむ利用者たち(長岡京市神足3丁目・Tassia)

 介護予防デイサービス「ふたば苑」(京都府長岡京市神足3丁目)が「Tassia(たっしあ)」に改称し、旧施設を建て替えて事業を始めた。スタッフは「高齢者が外出したくなる楽しく心地よいデイサロンに」と張り切っている。

 新施設は鉄骨2階建て延べ床面積439平方メートル。外観や室内は洋風の意匠を施し、2階にメインホール、1階にランチサロンなどを配した。総工費約2億円。

 70~90代の利用者約180人が健康運動や口腔(こうくう)ケア、認知症予防プログラムに取り組んでいる。新型コロナウイルス禍でも感染予防対策を徹底してランチの提供や、プロの演奏家によるコンサートなどを催してきた。

 竣工(しゅんこう)式では92歳の女性の利用者が「とてもおしゃれ。最期まで元気でいられるよう通いたい」と喜んだ。森脇佳子施設長は「体力が落ちたと感じたら早い時期から活用してほしい」と話した。

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