鳥取が残留争中のチームを昇格争いまで引き上げた増本浩平監督との契約満了を発表「僕は離れなければならなくなりました」

今季途中から指揮を執った増本浩平監督[写真:©︎J.LEAGUE]

ガイナーレ鳥取は24日、増本浩平監督(41)との契約満了を発表した。

増本監督は、現役時代も鳥取で2005年から2008年までプレー。引退後は指導者への道を進み、横河武蔵野フットボールクラブ(現:東京武蔵野シティフットボールクラブ)の育成を担っていた。

その後、2017年から松本山雅FCのU-15でコーチと監督、トップチームのコーチなどを歴任。2021年に鳥取のヘッドコーチとなると、今年6月から監督に就任していた。

今季は金鍾成監督が指揮していたが、6月に成績不振で解任され、増本監督が指揮を執ることに。18位と残留争い真っ只中のチームを率い第15節から指揮を執ると、ここまで10勝7分け5敗で勝ち点を積み上げ、チームも8位まで浮上。勝ち点上ではJ2昇格も狙える位置にまで押し上げていたが、退任が決定した。

増本監督はクラブを通じてコメントしている。

「選手として4年、指導者として3年、この鳥取で夢を追う事が出来て本当に幸せでした。ここに戻るきっかけを与えてくれた塚野社長、吉野前強化部長、髙木監督には感謝してもしきれません」

「監督になってからただただ目の前の事に追われ余裕がない時も支えてくれたスタッフ、一生懸命プレーしてくれた選手にも感謝しかありません。そして、いついかなる時も背中を押して声を張り上げ、温かい声援を送ってくれた皆様、本当に頼もしく、力になりました。皆様は最高のサポーターです。ありがとうございました」

「しかしながら、戻って来てからの3年、髙木監督、金監督の力になれず最後まで支える事が出来なかったのは心残りですし重く責任を感じております。志半ばではありますが、僕は離れなければならなくなりました」

「ですが、ガイナーレ鳥取には無限の可能性があると思っています。今後更なる高みへ進んでいける事を確信しております。最後になりますが、ガイナーレ鳥取に関わる全ての皆様、本当にありがとうございました」

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