八戸がGK相澤ピーターコアミとの契約満了を発表、出番ないまま1年で退団「日本を代表する選手に必ずなります」

1年で八戸と退団するGK相澤ピーターコアミ[写真:©︎J.LEAGUE]

ヴァンラーレ八戸は24日、GK相澤ピーターコアミ(22)との契約満了を発表した。

相澤は、2019年にジェフユナイテッド市原・千葉でプロ入り。2021年限りで退団すると、Jリーグ合同トライアウトで相手選手と接触し緊急搬送。中心性脊髄損傷と診断された。

1カ月後には体を動かせる状態となると、2022年3月にJFLのラインメール青森へと加入。出場機会がないまま、今季から八戸に完全移籍していた。

今シーズンもここまで出番なし。プロ入り後1度も公式戦でプレーしていない中、相澤は退団が決定した。

相澤はクラブを通じてコメントしている。

「1年間沢山の応援ありがとうございました!JFLで試合に出てなかった僕を拾ってくれたクラブには試合に出て活躍する事で恩返ししたいと思い、日々練習に励んでいましたが結果を残す事ができず、申し訳なさでいっぱいです」

「子供達に逆境に立ち向かう姿を八戸で見せる事はできずに悔しいですが、この先どこに行ってもここから這い上がる姿を見せれればと思います。活躍すると言って活躍どころか何もしていない年はプロに入ってから5年目になります」

「でも僕は皆さんの前で宣言する事をやめませんし、結果で証明する為にこれからも精進し続けるだけです。壁はいつも目の前にあるし谷は深すぎるけどぶっ壊してよじ登って日本を代表する選手に必ずなります。転んでも転んでも立ち上がります。改めて1年間お世話になりました」

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