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【カイロ共同】イスラエル軍の猛攻にさらされたパレスチナ自治区ガザに24日、久しぶりに平穏が訪れた。がれきの中に子どもの歓声が響き、通りはイスラム教の祝祭の日のように混雑した。疲弊しきった住民は「今は幸せでいっぱいだ。爆発音が聞こえず、空には戦闘機の音もしない。言葉にならない」と喜んだ。
行政職員のムハンマドさん(48)はイスラエル軍が侵攻したガザ北部から南部ハンユニスに避難した。「私たちは世界から孤立していた。眠るときは(イスラム教の)聖典コーランを横に置き、家族で抱き合って寝た。生きて目が覚めるか、そのまま死ぬか分からない日々だった」と振り返る。