週末は “今季最強寒波” が襲来 シャツ1枚からダウンジャケットへ 台風並みの暴風や大雪に注意【気象予報士解説】 

【桜沢信司気象予報士】

先週18日(土)も台風並みの暴風や大雪となるところもありましたが、25日(土)も“真冬並みの寒気”が入るため各地で雪が降り、暴風や高波などに警戒が必要です。

25日(土)~26日(日)の予想最大風速(最大瞬間風速)
〈北海道地方〉
・日本海側 陸上 20m(35m) 海上20m(30m)
・太平洋側 陸上 18m(30m) 海上20m(30m)
・オホーツク海側 陸上 15m(30m) 海上20m(30m)

〈東北地方〉
・日本海側 陸上 15m(30m) 海上18m(35m)
(24日夕方発表の東北地方、北海道地方の気象情報より)

“最大瞬間風速30m”は、風に向かって歩きにくくなったり、看板やトタン板が外れ始めたりします。
また、車は強風に流される感覚が大きくなりますので、運転は慎重に行ってください。
“最大瞬間風速35m以上”だと、人は何かにつかまらないと、立っていられないほどの風です。

また、雪も重なり、暴風雪となる所もある見込みです。

先週18日(土)には寒気の影響で、西日本で初雪ラッシュ(福岡で平年より30日も早い初雪)になりましたが、25日(土)は、西日本よりも北陸から北日本で寒気が強く、平年に比べると10~15℃も低い寒気が入ります。

気温も先週と比べると、ガクンと下がるところがでてくる見込みです。

日本海側では50センチの積雪も(24時間予想降雪量)

24時間予想降雪量(25日午後6時まで)
〈北海道地方〉
・日本海側 50センチ
・太平洋側 30センチ
・オホーツク海側 40センチ

その後も雪の量は増える見込みです。
(24日16時発表 北海道地方の気象情報より)

特に北日本は、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒が必要です。

また、海上は波が高くなりますので、北陸から北日本の日本海側は高波にも警戒が必要です。

25日(土)の気温は、24日に比べて最高、最低とも10℃ほど低くなる所が出てきます。特に26日(日)の朝までは、広く冷え込みが強まりそうです。

その後、28日(火)前後は「暖気」が入り20℃位まで上がる所もでてきますが、29日(水)以降は、再び寒気が入り、寒さが戻ります。

寒暖の差が激しくなっています。体調管理には十分気をつけて、ご無理のなさらないようにしてください。

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