モナコ南野が1G1Aと奮闘も首位PSGとの上位対決は5失点の惨敗…【リーグ・アン】

[写真:Getty Images]

リーグ・アン第13節のパリ・サンジェルマン(PSG)vsモナコが24日に行われ、5-2でPSGが勝利した。モナコの日本代表FW南野拓実は、22分に今季4ゴール目を記録し、79分までプレーした。

リーグ戦5連勝中の首位PSG(勝ち点27)が、3位モナコ(勝ち点24)をホームに迎えた上位対決。

代表戦での負傷でザイール=エメリやマルキーニョスらを欠くPSGは、3トップにデンベレ、ゴンサロ・ラモス、ムバッペを据えた[4-3-3]で試合に臨んだ。一方、前節のル・アーヴル戦をドローに終わったモナコは、日本代表帰りの南野が3試合ぶりの先発出場となった。

立ち上がりから主導権を握ろうとするPSGに対し、モナコは14分にゴロビンのスルーパスで左サイドを抜け出したバログンがカットインからシュート。これはGKドンナルンマに弾かれたが、こぼれ球を拾ったヴァンデウソンがゴールネットを揺らしたが、これはバログンの抜け出しの時点でオフサイドと判定され、ゴール半取り消された。

ヒヤリとしたPSGだったが、直後の18分に相手GKのミスから先制する。ボックス右角付近でボールを受けたデンベレがカットインから左足を振り抜くと、これをGKケーンがファンブル。こぼれ球をゴンサロ・ラモスがゴールに押し込んだ。

先制を許したモナコは、代表帰りのサムライが試合を振り出しに戻す。22分、ュクリニアルのバックパスを受けたGKドンナルンマへのハイプレスでパスミスを誘発させると、このパスをボックス内でカットした南野が豪快に左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

その後は一進一退の攻防続いたが、PSGは38分にデンベレのクロスのこぼれ球をボックス手前のカマラがクリアミス。これに反応したデンベレがクリアを試みたマガサと交錯すると、主審はPKを宣告。このPKをムバッペがゴール左に決めた。

勝ち越しを許したモナコは45分、ドリブルで敵陣まで切り込んだゴロビンのラストパスをゴール前で受けた南野に決定機が訪れたが、シュートはGKドンナルンマの好セーブに阻まれた。

迎えた後半は膠着状態が続く中、再びスコアを動かしたのはPSGだった。70分、中盤からのロングパスに反応したデンベレが絶妙なトラップでボックス右深くまで切り込むと、ニアサイドにシュートを突き刺した。

追加点を奪ったPSGは、直後にゴンサロ・ラモスとデンベレを下げてコロ・ムアニとバルコラを投入。すると72分、ムバッペのパスをボックス手前で受けたヴィティーニャがコントロールショットをゴール右に突き刺した。

その後、モナコは75分に南野のアシストからバログンが1点を返したが、PSGは試合終了間際にコロ・ムアニがゴールネットを揺らし、勝負あり。南野は1ゴール1アシストと奮闘したが、モナコは大量5失点で首位PSGに惨敗した。

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