LRT・ライトライン開業3カ月目は利用者約39万人 今後の課題も…

 LRT・ライトラインの開業から26日で3カ月が経ちます。利用者の数は開業3カ月目の1カ月間で約39万人と当初予測の1.3倍だったことが分かりました。これは24日の宇都宮市の定例会見で佐藤栄一市長が明らかにしたものです。

 ライトラインの運営会社によりますと、開業3カ月目となる10月26日から25日までの1カ月間で利用者の数は、前月から1万人多い約39万人が見込まれています。

 平日の利用者の数は、約1万3千人で当初の予測とほぼ同じでしたが土・日・祝日は当初の予測の3倍ほどとなる1万1千人から1万2千人となっています。

 開業から3カ月間、利用者の数が当初の予測を超えるうれしい悲鳴の一方で混雑が見られる場面もあることから、市では今後の課題として便数を増やすなどの利便性の向上をあげています。

 また、来年(2024年)1月に開催される路面電車のLRT化に取り組む全国の都市が集まる「サミット」の会場が、宇都宮市に決まったことが発表され、市はライトラインや街の魅力を全国に発信するとしています。

 このほか、ライトライン車両基地近くの平石停留場の北側に予定されている「東部総合公園」の整備・運営事業について公募の結果、大阪市に本社を置く大和リースなどからなる「東部総合公園ネクストパートナーズ」に決まったことが発表されました。

 新設される公園として県内では初めて公募設置管理制度・Park-PFIが活用され、来年12月に着工し、3年後の2026年3月にオープンする予定です。

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