バロテッリが故郷で交通事故 アウディ大破、本人はアルコール検査を拒否

写真:バロテッリは愛車を大破させてしまう単身事故を起こしてしまった ©Getty Images

元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが、故郷のブレシアで交通事故を起こした。イギリス『デイリーミラー』電子版など、多くのメディアが伝えている。

現在33歳のバロテッリは今シーズンからトルコのアダナ・デミルスポルに所属しているが、現在は負傷により戦線離脱中で、リハビリのための帰郷をクラブから許可されていた。

事故が発生したのは現地時間11月23日の20時半ごろで、ブレシア郊外のオルツィヌオーヴィという街で起こった。バロテッリは愛車のアウディQ8を低い壁に衝突させる単独事故を起こし、車は前輪が外れるなどフロント部分が大破。エアバッグが膨らむ中、バロテッリは足を引きずりながらも自力で車から降りて地面に横たわり、駆け付けた救急隊員の治療を受けたという。

その後、弟のエノック・バルワー氏が現場に現れ、バロテッリを自分の車に乗せて自宅に連れ帰ったそうだが、その際にバロテッリは警察が要請したアルコール検査を頑なに拒否したため、免許証を没収されたとされている。

所属クラブのアダナ・デミルスポルは声明を発し、バロテッリの状態について「健康状態は良好で、現在は自宅で静養しており、健康上の問題はない」と伝えているという。

バロテッリは最近、イタリア代表がUEFA EURO 2024への出場権を手にしたことを受け、6年ぶりのイタリア代表復帰に意欲を示していた。

バロテッリは「調子がいい時の自分はまだ“最強”だと思っている。復調して代表チームでプレーしたい」と希望を語っていたが、このようなトラブルを起こすようでは、代表復帰は難しいと言えるだろう。

なお、バロテッリは2010年8月と2012年4月に交通事故を起こし、2020年1月にも知人が運転する車に同乗していて縁石に激突する事故に遭うなど、これまでにもたびたび自動車関係のトラブルに巻き込まれている。

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