大谷のFAに関する5つの疑問 米記者は「短期契約はない」と断言

今オフの移籍市場における最大の注目ポイントは大谷翔平のFAだが、「2025年以降に二刀流選手としてプレーすることを希望している」ということを除けば、その大部分が謎に包まれている。MLB公式サイトではマーク・フェインサンド記者とジョン・ポール・モロシ記者が大谷のFAに関する5つの質問に回答。「ドジャースが最有力」、「短期契約を結ぶ可能性はない」、「12月中に契約する」といった見解を示した。

【1】依然としてドジャースが最有力だと思うか
フェインサンド記者は「ドジャースが依然として最有力だと思う。ここ1~2年、ドジャースはこのために準備してきた。2025年まで投げられないが、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、大谷が並ぶ上位打線は他球団にとって大きな脅威となる」との見解。モロシ記者は「ドジャースが最も可能性が高いと思うが、それでも50%を超えることはない。ポストシーズンの常連であること、ニール・エラトラシュ医師がチームドクターとして在籍していること、大谷が南カリフォルニアで快適に過ごしていることなど、ドジャースに有利な要素は多い」とした。

【2】ファンが注目すべきダークホースはどのチームか
フェインサンド記者は「大谷が東海岸でのプレーに前向きだとしたら、レッドソックスを挙げたい。彼はフェンウェイ・パークで打つことが大好きだと言われており、過去2度の登板でも好投している」と回答。モロシ記者は「2チームを挙げたい。1つは大谷獲得を本気で狙っているブルージェイズ。もう1つは最も戦力が充実し、大谷に対するアピール材料を持っているブレーブスだ」とした。

【3】大谷が短期契約に応じる可能性はあるか
フェインサンド記者は「短期契約を結ぶ可能性より日本に戻る可能性のほうが高いと思う。オプトアウト条項が含まれる可能性はあるが、短期契約に応じるとは思わない。様々なインセンティブを含む複雑な契約になると思う」との見解。モロシ記者も「可能性はない。大谷側が要求すればオプトアウト条項を盛り込むことはできる」と同調した。

【4】地理的条件はどれくらい影響するか
フェインサンド記者は「これは最大の謎である。現時点では全く分からない。これについて、大谷サイドが手の内を見せるインセンティブはない。西海岸以外のチームがドジャースを上回る条件を出す可能性もあるのだから、最初から西海岸以外のチームを排除する必要はない」との見解。モロシ記者は「組織の文化や勝利の機会など、その他の要素に比べれば重要でないと思う。勝てない西海岸のチームと契約するくらいなら、勝てる東海岸のチームを選ぶだろう」とした。

【5】大谷は何月に契約するか
フェインサンド記者は「12月だと思う。大谷が移籍を希望するチームが適切なオファーをすれば、すぐに決まるだろう。12月7日にウィンター・ミーティングが終了するまでに大谷は契約すると思う」と回答。モロシ記者は「12月だと思う。大谷の契約が決まれば、他の選手の市場が動き出す。大谷もそれは分かっていると思う。したがって、遅くとも年内には契約するだろう」とした。

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