新駅ビル看板も「あおもり駅」 親しまれた平仮名が復活

JR青森駅の新駅ビル(上)と旧駅舎(JR東日本青森支店提供)の看板

 2024年春の開業に向け建設が進むJR青森駅(青森市)の新駅ビルの駅名看板が、旧駅舎のシンボルとして親しまれた平仮名の「あおもり駅」になる。以前の看板は旧駅舎で半世紀以上使われ、建て替えに伴い21年に姿を消した。直後から、復活を願う声が市民や鉄道ファンなど各方面から寄せられていた。

 新しい駅ビルは10階建てで、飲食店や商業施設のほか、高層階にはホテルが入る予定。JR東日本盛岡支社の渡辺佳隆地域共創部長は「より親しまれる存在にしたい」と意気込みを語る。

 JR東によると、「あおもり駅」の看板は1969年に緑色のネオン式で登場した。

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