食品や飲料各社が、かつて販売していた商品を「復刻品」として再販する動きが広がっている。菓子やビールなど当時の人気商品を改めて投入することによって、レトロ感に引かれる若年層を取り込むと同時に、購買力のある30代以上の消費者の郷愁を誘い、商機につなげたい考えだ。
1951年に発売された「パインアメ」。製造元が今年8月、当時の缶を復刻した「復刻パインアメ缶」を発売すると、3千個が瞬く間に完売。
井村屋が10月、50周年を迎えた「あずきバー」の復刻版発売を発表すると、SNSでファンが歓迎した。
アサヒビールは92~93年に販売されていた「アサヒ ワイルドビート」を今月、数量限定で発売した。