楽天、安楽投手に自宅待機を指示 後輩へのハラスメント疑いで

7月、試合に勝ってポーズをとる楽天・安楽=ZOZOマリン

 プロ野球楽天の森井誠之球団社長は25日、複数の後輩選手に対するハラスメント行為の疑いが発覚した安楽智大投手(27)に自宅待機を指示したことを明らかにした。同日に予定されていた同投手との契約更改交渉を急きょ取りやめ、無期限の延期とした。

 森井社長は仙台市内で取材対応し「ファンの方にご心配とご不安を与えてしまって申し訳ございません」と陳謝。「事実確認を行っている」として安楽投手から24、25日と球団のコンプライアンス担当者らによる聞き取りを実施したという。所属選手やスタッフら約100人に情報提供を求めてアンケートを送付し「双方(の情報)を照らし合わせて適切な対応をしたい」と述べた。

 迅速丁寧に調査する構えでいる。球団が来季も契約する権利を持つ保留選手名簿(来月1日公示)の提出期限が迫っており、調査結果を示すには「一つのラインになってくると思う」とした。

 選手らの証言によると、安楽投手はロッカールーム内で若手の下着を脱がしたり、食事の誘いを断った後輩に深夜にしつこく電話をかけたりする行為があった。

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