ハマス、第2弾の人質解放 イスラエル人ら計17人

25日、イスラエル人の人質を乗せてガザ地区からエジプトへ向かう車両(AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は25日深夜、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザで拘束する人質のうち、イスラエル人13人とタイ人4人が解放され、イスラエルに入ったと確認した。24日に続く第2弾の解放。ハマスはこれに先立ち、ガザへの援助物資搬入などを巡りイスラエルが合意を守っていないと主張し、解放を遅らせると発表していた。カタール政府はエジプトも含めた仲介で問題が解決したとの考えを示した。

 イスラエル側は交換で、拘束していたパレスチナ人39人を新たに釈放した。25日で2日目となったガザでの戦闘休止は持続したようだ。

 イスラエル首相府によると、第2弾で解放されたイスラエル人13人は3~67歳の女性と子ども。ハマスは24日にイスラエル人の女性と子ども13人と、タイ人ら外国人11人を解放した。イスラエルは交換で24日にパレスチナ人39人を釈放した。

 イスラエルとハマスはカタールなどが仲介した合意に基づき、24日から4日間のガザでの戦闘休止を開始した。

24日、イスラエル当局から釈放され、家族と再会するパレスチナ人(中央)=パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ナブルス(AP=共同)

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