台湾の旅行客に助成検討 富山県高岡市長、富山-台北臨時便向け

 富山県高岡市の角田悠紀市長は25日、訪問先の台湾・台北市で取材に応じ、1~3月の富山-台北の臨時便運航に向け、台湾の旅行客が富山空港を利用した際の助成を検討する考えを明らかにした。「迎え入れる体制をつくり、高岡としての役割を果たせるよう努めたい」と述べた。金額や条件など制度の詳細を今後詰める。

 姉妹都市である米国フォートウェーン市との高校野球の国際親善試合に、台北市のチームも参戦する方向で合意したことについては「3国間交流という希有(けう)な経験は高岡の子どもたちにとって大きな財産になる」と語り、成果を強調した。

 台湾では手厚いもてなしを受けたと言い「おもてなしの体制構築は大変重要。高岡でもできれば年度内に枠組みをつくりたい」と話した。

 市長は25日、帰国した。同時期に台北市を訪問した高岡商工会議所の一行とは年内に情報交換や課題の整理などを行う。同商議所の一行は26日に帰国する。

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