「親の終活状況」72%が把握しておらず 47%が「終活をしてほしい」 親の死後の対応に不安

日本およびアジア地域でリユース事業を展開する「株式会社エコリング」がこのほど、30~50代の男女100人を対象に行った「親の終活への意識や心配事に関する調査」の結果を公表した。

自身の親の「終活」状況について知っているかと聞いたところ、「知らない」(72.0%)、「知っている」(28.0%)と非常に多くの人が親の終活状況を把握していない結果となった。

「親の終活」に関して親と話したことがあるかについては「話したことがない」(77.0%)、「話したことがある」(23.0%)と、そもそも終活に関する話をしたことが少なく、実に8割近くが今まで話したことがないことが明らかになった。

終活について「話したことがない」と回答した人の理由では「話しづらい内容だから」(52.0%)が最も多く、センシティブな内容ということもあり、半数以上が話しづらいと感じている。

「まだ必要がないと思うから」(29.9%)が続き、親がまだまだ健在であったり、適切な終活開始の時期がわかっていなかったりと、あまり具体的なイメージが湧きづらいというのもあるようだった。

「終活」のイメージでは「持ち物の整理」(80.0%)がトップ、「財産の整理」(69.0%)、「家や不動産の整理」(56.0%)「葬儀やお墓の手配」(56.0%)なども半数以上を占めた。

実際に親が亡くなってから不安に感じることでは「遺品の整理」(61.0%)が最も多く、家族でも把握がしづらい身の回り品については不安に感じているようだった。「遺産相続など法的な手続き」(53.0%)、「葬儀やお墓の手配」(50.0%)といった、手続き関連についても、初めてのことも多いためか半数以上となった。

親に「終活をしてほしい」と思っているかについては、約半数が「してほしい」(47.0%)と回答。自分自身になると7割以上が「ゆくゆく始めたい」(72.0%)と回答した。

(よろず~ニュース調査班)

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