宇都宮で初雪観測、平年より20日早く 県内9地点で今季最低気温 日中も10度届かず

雨雲の垂れ込める宇都宮市内=26日午後

 宇都宮地方気象台は26日、宇都宮で初雪が観測されたと発表した。平年より20日、昨年より10日早い。

 気象台によると、気温の低下が影響した。26日午前8時50分ごろから、雨などの降水現象を調べる感雨器で断続的にみぞれを観測した。積雪はなかった。

 午前9時現在の最低気温は那須高原で氷点下3.1度、塩谷で氷点下3.0度、鹿沼で氷点下0.2度などで、県内14観測地点のうち9地点で今季最低となった。

 また、奥日光で氷点下3.7度を記録するなど9地点で氷点下を観測。県内で最も冷え込んだのは土呂部(日光)で氷点下6.7度となった。

 日中も気温は上がらず、午後3時現在、全14観測地点で10度を下回っている。最も気温の高い土呂部(日光市)でも9.6度。最低の那須高原は4.9度にとどまる。雨雲が垂れ込め、時折、霧雨がけぶる宇都宮市内は6.9度となっている。

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