交通ルール再確認 高齢者に呼びかけ 小城署が講習会

寸劇で交通安全を呼びかける小城署員ら=多久市の南多久公民館

 小城署は21日、高齢者を対象にした交通安全講習会を多久市の南多久公民館で開いた。警察官による寸劇を披露し、道路横断時の安全確認や斜め横断をしないなど交通ルールを再確認した。

 視界が悪くなる薄暮や夜間の時間帯の事故が年末に向けて多発傾向にあることから、交通安全を啓発しようと企画。南多久駐在所の江頭恵司警部補ら4人で昨年10月に結成した劇団「小城多久安心隊」が、道路の斜め横断をテーマに寸劇を披露した。佐賀弁で笑いを誘いながら「斜め横断は渡る時間も距離も長く危険。まっすぐ横断して」などと呼びかけた。

 講話では、左右確認の徹底や反射材の着用を呼びかけ、事故に遭わないための心構えを伝えた。同町の高齢者約30人が参加した。(市原康史)

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