中国杭州市で開かれたアジアパラ大会の陸上男子1500メートル（知的障害）に出場、金メダルを獲得した伊万里特別支援学校高等部3年の大川内健太さんがこのほど、伊万里市役所を訪れて深浦弘信市長に優勝を報告した。
競技は10月28日に行われ、アジア各国の代表7人で争った。大川内さんは序盤から2番手につけて得意のラストスパートでトップをかわし、4分5秒12でゴール。自己記録の更新はならなかったものの、初めて経験する国際大会で結果を出して自信をつかんだ。
深浦市長と面談した大川内さんは「スタンドにたくさんのお客さんがいて緊張したけど、走り始めると緊張がとれた。金メダルを取れてうれしい」と喜びを語った。深浦市長は「見事な優勝おめでとう。さらなる高みを目指して頑張って」と、来夏のパリパラリンピック出場を次の目標に据える若きアスリートにエールを送った。（青木宏文）
