シンガポールで青森の食PR/むつの事業者ら アニメフェス出展

むつ市の事業者らがブースを設け、青森県の食をPRしたシンガポールのアニメイベント=25日(むつ市提供)

 シンガポールで開かれているアニメイベント「アニメ・フェスティバル・アジア・シンガポール2023」で25日、むつ市や同市の事業者らがブースを設け、ホタテの加工品や乳製品などを販売し青森県の食をPRした。

 イベントは24日から3日間行われ、アニメとゲームに関するステージやグッズ販売などを行う。市によると、昨年度は若者を中心に14万5千人が来場した。

 ブース出展は、海外の消費者に直接商品をアピールするとともに、交流サイト(SNS)などを通して情報を拡散してもらう狙い。県内の大学・短期大学生らとシンガポール国立大学(NUS)の学生が交流しながら地域発展の課題に取り組むプロジェクトの一環で、今年5月に同市で職業体験したNUSの学生たちも参加した。

 ブースには「斗南丘牧場」の飲むヨーグルト、「渡辺水産」のホタテ釜飯といった同市企業などの7商品が並び、事業者と山本知也市長が来場者に購入を呼びかけた。斗南丘牧場の原英輔社長は「予想以上に反応が良かった。今後もむつや青森県の認知度を高めていき、新たな売り先としてシンガポール市場に対応したい」と語った。

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