トッテナムが先制するもアストンヴィラがパウ・トーレスとオリー・ワトキンズのゴールで逆転勝利|プレミアリーグ

写真:パウ・トーレスの同点弾がアストンヴィラの反撃の口火を切った

現地時間11月26日、プレミアリーグ第13節のトッテナム vs アストンヴィラの試合がトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた。

4位トッテナムと5位アストンヴィラの勝ち点差は1だ。トッテナムとしては優勝争いに残るためにも落とせない試合であり、同時にCL圏内を死守したい。アストンヴィラにとっては、この試合に勝てばCL圏内に入れるだけに、勝っておきたい試合である。

トッテナムのスターティングメンバーは、前節のウルブス戦で右CBを務めたエリック・ダイアーに代わって、左SBにデスティニー・ウドジェが入る。負傷者の影響でDFラインに本職のCBが1人もいない。中盤は2ボランチがロドリゴ・ベンタンクールとジョバンニ・ロ・チェルソのコンビ。トップ下をデヤン・クルゼフスキが務める。右サイドにブレナン・ジョンソン、左サイドにブライアン・ヒル、CFにソン・フンミンという4-2-3-1の布陣だ。

アストンヴィラは、前節で右SBを務めたマティー・キャッシュが右SHとして起用され、その右SBにエズリ・コンサが入る。CBはジエゴ・カルロスとパウ・トーレスのコンビ。左SHにジョン・マッギーンが入り、2ボランチのメンバーに変更は無い。ツートップもオリー・ワトキンズとムサ・ディアビの定番のコンビである。4-4-2の布陣だ。

試合開始直後から両軍ともに、ハイライン・ハイプレスで目まぐるしく試合は展開していく。

3分、クルゼフスキが敵PA内でうまくDF2人をかわしてそのまま先制点かと思われたが、シュートはポストに直撃する。直後の4分、アストンヴィラがFKのチャンスからパウ・トーレスがヘディングでシュートするも惜しくも枠外に逸れる。早くも両軍に絶好機が訪れた。

17分、トッテナムのペドロ・ポロが敵PA内でボールを受けると、ソン・フンミンに折り返すがこれはインターセプトされる。もし通っていたら先制点という場面だった。

22分、トッテナムにCKのチャンスが訪れる。CKのボールが流れると、待っていたロ・チェルソが左足を一閃してゴールネットに突き刺した。これが先制点となり、スコアは1-0。直後の23分、アストンヴィラがワトキンズのヘディング弾で早くも試合を振り出しに戻したかと思われたが、これはオフサイドの判定。スコアは1-0のまま。

32分、ベンタンクールが右ヒザを負傷して試合続行が不可能に。代わってピエール=エミール・ホイビュアが入る。

前半ATの45+7分、アストンヴィラにFKのチャンス。キッカーのドウグラス・ルイスが蹴ったボールをパウ・トーレスがまたしてもヘディングで流し込み、今度こそ同点とした。スコアは1-1。

HT明けの交代はトッテナムは無し、アストンヴィラはムサ・ディアビに代えてユーリ・ティーレマンス、マティー・キャッシュに代えてリオン・ベイリーが入った。

51分、アストンヴィラにチャンス。後半から出場しているベイリーが右サイドからカットインしファーサイドへ巻くようにシュートを放つが、これはトッテナムのGKヴィカーリオのナイスセーブに阻まれる。

61分、アストンヴィラの途中出場の選手が仕事をする。ティーレマンスが際どいパスを通し、ワトキンズがゴールに流し込んで追加点とする。アストンヴィラが逆転しスコアは1-2。

71分、逆転したいトッテナムは、B・ヒルに代えてオリヴァー・スキップをトップ下に投入する。

85分、トッテナムはさらに交代カードを切る。MFのロ・チェルソに代わってFWのアレホ・ベリスをピッチに送り出す。

92分、アストンヴィラはワトキンズとマッギーンに代わって、ジェイコブ・ラムジーとジョン・デュランがピッチに入る

トッテナムは最後まで攻めの姿勢を崩さなかったが、幾度のオフサイドの判定に泣いた。

◉試合結果

トッテナム 1-0アストンヴィラ

1-0 22分 ジョバンニ・ロ・チェルソ(トッテナム)
1-1 52分 パウ・トーレス(アストンヴィラ)
1-2 61分 オリー・ワトキンズ(アストンヴィラ)

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