「5得点中3得点に絡む。勝利のキーマンだ」 スペインメディアも“地上波中継なし”シリア戦に注目! 躍動の久保建英を絶賛

写真:日本代表で躍動する久保(右) ©Getty Images

現地時間11月21日にFIFAワールドカップ(W杯)カナダ・メキシコ・アメリカ2026アジア2次予選第2節のシリア代表vs日本代表戦が行われ、日本代表が5-0の大勝で同予選連勝を飾った。

W杯アジア2次予選のシリア代表戦は、試合前から大きな注目を集めた。今回の試合の放送権はシリアサッカー協会(SFA)が持っていたものの、SFAおよび放送代理店が放送権料を釣り上げたことで、放映権交渉が難航。最終的に地上波中継はなく、ファンは現地映像をネットで探しつつ観戦することを余儀なくされた。

開催前から異例の展開となった試合、先にスコアを動かしたのは日本代表だった。前半32分、MF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)がゴール方向を向いてボールを持つと、得意の左足を強振。目の覚めるような強烈ミドル弾がゴールネットに突き刺さり、日本代表が先制に成功した。

その後、日本代表はFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)の2ゴール、DF菅原由勢(AZ/オランダ)、FW細谷真大(柏レイソル)のゴールを加えて5発快勝。公式戦8連勝で年内最終戦を締めくくった。

得点シーンだけでなく、随所で光るプレーを見せた久保。スペインメディア『Noticias de Gipuzkoa』は「タケ・クボは自分の仕事を続けた」と高い評価を与えている。

「クボはファーサイドを狙うのではなく、ニアにシュートを突き刺してシリアGKを驚かせた。3点目の場面ではイトウに決定的なパスを出し、イトウはウエダの得点をアシストしている。さらに、4点目ではフリーキックを直接狙うと見せかけて小さくつなぎ、スガワラの糸を引くような得点を演出した」

レアル・ソシエダが本拠地とするバスク州ギプスコア県サン・セバスティアンのメディアである『Noticias de Gipuzkoa』は、自チームから代表活動に参加している選手たちの中で「クボが最も優れていた」と絶賛。「日本が挙げた5得点のうち3得点に絡み、勝利のキーマンとなった」と伝えている。

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