「強力マグネットに要注意」元消防士が座談会で助言、県境ならではの混乱にも冷静対処を

元消防士(中央)と119番通報するときのポイントや防災について語り合う親子ら=木津川市木津・市情報発信基地キチキチ

 元消防士の男性と親子が交流し、119番通報するときのポイントや防災などについて語り合う座談会が、京都府木津川市木津の情報発信基地キチキチであった。

 座談会は子育てサークル「子育てわくわくプロジェクト」の主催で、元消防士で防火防災アドバイザーの藤川ナオキさん(38)=大阪市=を招いて開かれた。親子らが参加し、幼児が喉に食べ物を詰まらせたときの対処法など、緊急時や日常生活での疑問について話し合った。

 藤川さんによると最近、子どもが100円均一ショップなどでも売られている強力なマグネットをのみ込んでしまい、搬送される事例が増えているという。「体内で磁石がくっついてしまい、大事に至ることがあるので注意してほしい」と呼びかけた。

 ほかにも「119番通報をすると県境にある木津川市では奈良の指令センターに電話がかかってしまうことがある。パニックにならず、冷静に対処して子どもの命を守って」と話した。

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