「ごみ減量は自分たちの未来のため」児童が小学校前の川でごみ拾い 京都・南丹市

田原川で清掃活動に励む児童ら(南丹市日吉町)

 京都府南丹市日吉町の殿田小の児童がこのほど、同小前を流れる田原川でペットボトルや空き缶などごみを拾う清掃活動に励んだ。ごみが生態系に与える影響について専門家の話も聞き、環境を守っていくことの大切さを学んだ。

 同志社大の原田禎夫准教授がスライドなどを使って講義。海に流れたプラスチック容器などのごみを、海鳥が取り込み、死に至るなどの悲しい現状を紹介し「自分たちの未来のためにも、ごみを減らすためできることから始めよう」と呼びかけた。

 続いて児童はごみ袋を手に、田原川で捨てられたペットボトルや空き缶、洗濯ハンガーなどを拾い集めた。川での清掃は初めてだった4年の女子児童(10)は「ごみを少なくして、魚や動物のためにも、ずっと川をきれいにしていきたい」と話していた。

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