別荘に「ナチス」と落書き 駐日米大使、憎悪犯罪か

エマニュエル駐日米大使

 【ワシントン共同】米中西部ミシガン州にあるエマニュエル駐日米大使の別荘に、「ナチス」との落書きが見つかり、地元の保安官事務所が器物損壊事件として捜査を始めた。エマニュエル氏はユダヤ系の政治家で、憎悪犯罪(ヘイトクライム)と指摘する声も出ている。CNNテレビが26日までに報じた。

 イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の余波で、米国内では反ユダヤ主義や「イスラム恐怖症」に基づく暴力事件などへの懸念が高まっている。今月5日には西部カリフォルニア州でイスラエル支持のデモに参加していたユダヤ系男性が死亡する事件があり、過失致死容疑でパレスチナ支持者の男が逮捕された。

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