錦木、連敗止め7勝8敗 大相撲九州場所

錦木

 大相撲九州場所千秋楽(26日・福岡国際センター)盛岡市出身で西前頭4枚目の錦木(伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)は、西小結の北勝富士をはたき込みで下した。連敗を6で止め、7勝8敗で今場所を終えた。

錦木、後半戦で失速 郷土力士総評

 平幕から出直しとなった錦木は新三役の先場所に続く負け越しとなった。3日目から6連勝と勢いに乗ったかと思われたが、後半戦で失速。「弱いので仕方ない。早く三役に戻りたい」と悔しさを募らせた。

 幕下勢では西41枚目の早南嶺(武蔵川部屋)が4場所ぶりに負け越し「徐々に自分に自信がなくなってしまっていた」と浮かない表情。西58枚目の秋良(阿武松部屋)は2場所連続の負け越しとなり「力はついてきたと思っていたが、神様から過信するな、と言われたということ」と前向きに捉えた。

 三段目勢は東6枚目の漣(伊勢ノ海部屋)が3場所ぶりに勝ち越し、来場所は幕下復帰となりそうで「ここでは負けられないと思っていた」と胸をなで下ろした。西7枚目の時乃平(時津風部屋)は3場所ぶりの負け越しに「早く幕下に戻りたい」と顔をしかめた。西63枚目の鬨王(伊勢ノ海部屋)も2場所ぶりの負け越しとなり「次は前に出る相撲を取りたい」と巻き返しを期した。

 東序二段64枚目の禎ノ花(阿武松部屋)は3場所ぶりに勝ち越し「稽古でやってきたことを出せた」と手応えを得た。東序ノ口9枚目の曽我(伊勢ノ海部屋)は10場所連続の負け越しに「勝つことよりも、まずはしっかり当たりたい」と反省を口にした。

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