「辞職を表明しなければ新たな“発言”を公表する」脅しともとれる手紙受け取り警察に相談 ハラスメント疑惑の井俣憲治町長 愛知・東郷町

愛知県東郷町の井俣憲治(いまたけんじ)町長(57)が、職員にパワハラとみられる発言をしていた問題で、町長が職員から「辞職を表明しなければ新たな発言を公表する」という内容の手紙を受け取り、警察に相談したことがわかりました。

(録音された井俣町長の発言)「おまえぐらいだそんなアホ」「ばかじゃねえか」

井俣町長は複数の職員に対して「死ね」などというパワハラ発言や、着ぐるみを着た女性職員に抱きついたりするセクハラとみられる言動をしていたことが、職員が独自に行ったアンケート調査で明らかになりました。

いっぽうCBCが関係者から入手した、町長に届いた手紙には、「辞職を表明しなければ2つの発言を公表する」という内容が書かれ、差出人にはアンケート調査に携わった職員の名前が書かれていました。

(井俣憲治町長 27日午前8時半ごろ)
「先週末、(町長室の)私のデスクに気になる手紙が届いていた。少なからず私が(脅しと)感じたので、警察に相談に来ました」

井俣町長は恐怖を感じたということで、警察に対応を相談しました。東郷町議会では27日臨時会が開かれ、井俣町長の不信任決議案が提出されました。

可決には出席議員の4分の3以上の賛成が必要ですが、一部の議員は反対する意向を示していました。

午後1時半ごろ採決が行われ、不信任決議案は否決されました。

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