ピンクフライデー 沖縄初のリアル開催「みんななりたい自分に」 性的マイノリティーの社会参画を後押し

 ピンク色の服を着てLGBTQなど性的マイノリティーの社会参画を後押しする意思を表明する「ピンクフライデー沖縄」(主催・同実行委員会)が10日、沖縄県内の会場で初めて開かれた。

 ピンクフライデーはアジア各国の金融機関などで10年前に始まった取り組みで、昨年度は世界の108の企業や団体が参加。本年度は同日までに110を超えて参加した。

 県内では昨年にオンラインで実施したため、リアル開催は初。那覇市松尾の「GREEN&CAFE」には実行委のメンバーや店のスタッフら10人余が集まり、集合写真を交流サイト(SNS)で発信した。

 同カフェオーナーの古屋悟司さんは「みんなそれぞれ、なりたい自分になっているだけ。みんな同じ人間です」と笑顔で写真に収まっていた。(学芸部・勝浦大輔)

県内で初めて開かれたピンクフライデー。写真に収まる参加者=10日、那覇市松尾「GREEN&CAFE」

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