造幣局で「貨幣大試験」 万博記念銀貨も、大阪

貨幣が規定を満たす重さで製造されているかどうかを電子てんびんで調べる瀬戸隆一財務政務官=27日午前、大阪市の造幣局

 大阪市北区の造幣局で27日、貨幣が規定を満たす重さで製造されているかどうかを調べる恒例の「製造貨幣大試験」が開かれた。1年間に製造された1円から500円の通常貨幣に加え、2025年大阪・関西万博を記念した千円銀貨幣なども対象。計量した計約2万4千枚はいずれも基準範囲内だった。

 開式宣言の後「作業開始」のかけ声とともに造幣局職員が貨幣を電子てんびんや高さ2メートルほどの手動てんびんに載せて財務省関係者が重さを確認。結果報告を受けた瀬戸隆一財務政務官は「貨幣は全ての基準を満たし適正である」と宣言した。

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