愛媛県内で最年少の自治体トップ誕生 松前町長選挙 新人・田中浩介氏(40)が現職を大差で破り初当選「課題が希望に変わる新しい町を」

任期満了に伴う松前町長選挙は26日投票が行われ、新人で元町職員の田中浩介氏が現職の岡本靖氏を大差で破り、初当選を果たしました。

松前町長選挙の結果は、新人の田中浩介氏(40)が1万1304票を獲得し、現職の岡本靖氏(70)に7700票余りの大差をつけ、初当選を果たしました。

無・新 田中浩介氏
「これまでの200日間は、皆さんと絆をつくっていく日々でした。これからがスタートだと思っています。本当に大切なこと、それは皆さんの課題が希望に変わる新しい町をつくっていくこと。それを皆さんとこれからつくっていきたいと思います」

田中氏は、松前町出身の40歳で、2008年に松前町役場に入り、企画政策担当係長を経て今年3月に役場を退職し、町長選挙に立候補しました。

選挙戦では、町の人口減少を踏まえた子育て支援の充実のほか、町政の刷新などを訴えていました。

40歳の町長は、県内の自治体トップとしては最年少です。

一方、破れた現職の岡本靖氏は、支持者を前に次のように述べました。

無・現 岡本靖氏
「すべて私の不徳の致すところと思います。2期8年、しっかりと全身全霊で町づくりに取り組んでまいりました。その実績について町民の皆様にご理解いただけなかったことは、大変残念に思います」

なお、投票率は、選挙戦となった8年前を3.35ポイント下回る59.49%でした。

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