米、道、祈、水 全部巡って「街を好きになって」 スタンプラリーでルーツ知る旅

コースごとにスタンプをコンプリートするともらえるオリジナルコースター(守山市吉身3丁目)

 滋賀県守山市の歴史や文化に触れてもらおうと、市観光物産協会が、文化財スタンプラリー「もりやまルーツ旅」を開いている。古代遺跡や中山道守山宿、琵琶湖など魅力ある街を「米」「道」「祈」「水」の4テーマに沿って巡ってもらう。12月17日まで。

 市の人口が年々増加する中、転入者や観光客に守山のルーツを知ってもらう狙い。市文化財保護課と協力し、コース設定やパンフレット制作を行った。

 「米づくりの歩みと営みを辿るコース」(約5.1キロ)は弥生後期として日本最大級の規模を誇る伊勢遺跡(同遺跡史跡公園が今月開園)や勝部神社を回る。「自然と暮らしのシンクロニシティを感じるコース」(約8.3キロ)は琵琶湖岸の第2なぎさ公園や佐川美術館を楽しむ。このほか、中山道かいわいを巡る「人・モノが交差する街道の歴史に触れるコース」(約2.1キロ)、農村地域の寺院などを訪ねる「人びとの心を繋いだ念仏道場と禅林を巡るコース」(約3.1キロ)がある。

 また、4コースそれぞれスタンプを集めるとオリジナルコースターが市駅前総合案内所などでもらえる。協会担当者は「たくさんの方に守山の始まりを知ってもらい、街を好きになってほしい」と話す。問い合わせは協会077(582)1266。

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