議長「被爆者証言は唯一無二」 条約加盟促進に期待

 【ニューヨーク共同】核兵器禁止条約の第2回締約国会議で議長を務めるメキシコのデラフエンテ前国連大使が26日、共同通信のオンライン取材に応じた。「日本の被爆者の証言は非常に力強く、唯一無二のものだ」と強調し、被爆者の会議参加がより多くの国の条約加盟を促すだろうと期待を寄せた。

 ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザでの戦闘で「国際情勢の緊張は最大限にまで高まっている」と指摘した。会議では「この状況をかえって核廃絶だけが安全を保障する手段だと訴える好機にしたい」と語った。

 日本政府は会議に出席しない。

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