「電車は遅れるのが当たり前なのに、謝罪してくれた」 日本に暮らす外国人が驚いた話

国による違いや日本で驚いたことを話し合う参加者(亀岡市余部町・ガレリアかめおか)

 国による文化や習慣の違いを知るイベント「ワールドフェスタ」が、ガレリアかめおか(京都府亀岡市余部町)で開かれた。市内に住む外国人がディスカッションに加わり、ずっと当たり前と思っていたことや、日本で暮らして驚いたエピソードなどを披露し合った。

 市民ら65人が25日に参加し、5グループに分かれて話した。インドと中国の出身者からは「自分の国では電車が遅れるのは当たり前。日本ではすごく謝罪してくれることに驚いた」との声が上がった。また、日本の学校では年中同じ部活動を続けるが、米国では季節ごとで異なる競技に取り組む場合が多いことや、島国と内陸国の国境管理の違いを指摘する意見も出た。

 日本語と中国語で意味が異なる漢字のクイズもあり、中国語の「手紙」は「トイレットペーパー」、「汽車」は「自動車」を指すと知ると、参加者はびっくりしていた。

 同フェスタは亀岡国際交流協会が年数回催している。

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