長年、被爆体験を証言 広島の被爆者・細川浩史さん(95)亡くなる

証言活動を通じて長年、被爆体験を伝えてきた被爆者の細川浩史さんが、26日に亡くなりました。95歳でした。

細川浩史さんは、17歳のとき、爆心地から1・4キロの場所で被爆。

学徒動員の作業中だった4歳下の妹を亡くし、20年以上にわたり妹の無念を語り続けてきました。

2012年からは、被爆者から体験を受け継ぐ「伝承者」を育成。

3年前に心臓病を患い、証言活動から遠ざかっており、26日夕方、広島市南区の病院で老衰のため亡くなりました。95歳でした。

葬儀は28日、近親者のみで営まれるということです。

【2023年11月27日放送】

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