大麻グミ問題 広島県の店舗にも立ち入り検査 「買える状況にあっても絶対に買わないで」 中国四国厚生局麻薬取締部 

いわゆる「大麻グミ」で健康被害が相次いでいることを受けて、厚生労働省は、同じような商品を販売している可能性がある広島県内の店に、立ち入り検査をしました。

中国四国厚生局麻薬取締部は大麻に似た成分「HHCH」を含んでいる、いわゆる「大麻グミ」のような商品を販売している可能性がある広島県内の4つの店舗に、立ち入り検査を実施しました。

立ち入り検査では、「HHCH」が含まれる可能性のある商品が見つかった場合、店に対して、成分を調べるための商品の検査命令とともに、結果が出るまでの販売停止命令が出されます。「HHCH」は、22日に指定薬物に追加されて、来月2日から規制の対象になりますが、全国で食べた人の健康被害が相次いでいることを受けて、規制前に検査を実施しました。

27日午前に三原市で行われた検査では、「HHCH」が入っている可能性のあるクッキーやリキッド、ワックスなどが見つかったということですが、午後に実施した広島市にある3つの店舗からは、見つからなかったということです。

中国四国厚生局麻薬取締部は、「買える状況にあったとしても、絶対に買わないで欲しい」と注意を呼びかけています。

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