クイーンズ駅伝 積水化学が2年ぶり2度目の優勝 5区に鈴木亜由子登場のJP日本郵政グループが2位

実業団女子駅伝の日本一を決めるクイーンズ駅伝は、宮城県松島町をスタート。気温は10℃でしたが、風もなく絶好のコンディションの中、1区ではディフェンディングチャンピオンの資生堂が飛び出し、連覇に向けて好スタートを切りました。

そして、2区では2年ぶりの優勝を目指す積水化学のルーキー、愛知県豊田市出身の山本有真選手(23)が5位でタスキを受けて追い上げます。
ぐんぐんと順位を上げる走りで2区の区間賞。チームを2位にあげて、タスキをつなぎました。

3区では上位を狙うユニクロの愛知県一宮出身、吉川侑美選手(33)が8人抜きの激走。

吉川選手はクイーンズ駅伝で、1区から6区まですべての区間を経験したベテラン。その吉川選手が17位から一気に9位まで押し上げ、上位を狙える位置にまできました。

そして5区には、「チャント!」注目の愛知県豊橋市出身、JP日本郵政グループの鈴木亜由子選手(32)が登場。笑顔でタスキを受けとり、後半のエース区間を走ります。アップダウンとカーブの多い難しい区間。

「去年より上の順位を目指す」と話した鈴木でしたが、10月のMGCの疲れもあってか3位から1つ順位をさげて、4位でタスキをつなぎアンカーに託しました。

JP日本郵政グループのアンカーは、名城大学卒業の2年目、和田有菜選手(24)。安定した走りを見せ、最後、トラックでは後方から3位のチームが迫ってきましたが…鈴木選手が話していた去年より上の順位、2位でフィニッシュしました。

レースは3区でトップに立った積水化学が、2年ぶり2度目の優勝。女王の座に返り咲きました。

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