朝ドラ・コントラバスの和名変換が話題「すゑひろがりず?」

大阪・福島の銭湯で生まれ育った歌と踊りを愛するヒロインが、やがて大スターにまで成長する連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。11月27日放送の第41回では、戦争によって外来語が禁じられ、スズ子が所属する楽劇団でも楽器名を和名に言い換えるよう求められるシーンが話題となった。

足下の動きも制限され困惑するスズ子。写真左から辛島部長(安井順平)、スズ子(趣里)、羽鳥(草彅剛)(C)NHK

スズ子(趣里)が父・梅吉(柳葉敏郎)と東京で暮らしはじめ、1年が経過。しかし、妻のツヤ(水川あさみ)を失った悲しみが癒えず、梅吉は酒を飲むだけの日々を送っていた。

一方、戦争が激化し「梅丸楽劇団」は派手な演出や外来語の使用を禁止され、スズ子も歌い方や化粧を厳しく指導される。本来の梅丸らしいステージが制限されていき、スズ子はやりきれなさを感じるのだった。

外来語を禁じる警察の方針で、楽劇団が楽器を和名で呼ぶように命じられた今回の放送。X(旧ツイッター)上では、サキソホンが「金属製ひん曲がり尺八」、コントラバスが「妖怪的四弦」など警察が定めた和名の言い換えが話題となり、トレンドには「妖怪的四弦」がトレンド入り。

「これだけ聞くと何のコントか大喜利かと思うよね」「冗談みたいなこれらを真剣にやってたの怖いよなあ」といった声にくわえ、「リアルすゑひろがりず」「すゑひろがりずかよw」など、「和風変換」を得意とするお笑いコンビ・すゑひろがりずを思い浮かべたという人も続出していた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。11月28日放送の第42回では、警察に注意されたスズ子が今後のステージについて思い悩む。

文/つちだ四郎

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