青空の下、カブ丸々 富山・婦中で収穫最盛期

大きく丸々と育った大カブ =富山市婦中町外輪野

 高気圧に覆われた27日の県内は青空が広がり、富山地方気象台によると最高気温は富山18.2度、高岡(伏木)16.8度で、11月上旬並みの暖かさだった。

 富山市婦中町外輪野では、冬の味覚の漬物にする大カブの収穫が最盛期を迎えている。27日は青空の下、農事組合法人「音川加工」の従業員が丸々と育ったカブを川の水で洗い、加工場に運んだ。

 大カブは同地区の特産で直径10数センチ。きめが細かく歯触りが柔らかい。薄く切ってユズ風味の「大かぶ漬」にするほか、京都の千枚漬けにも使われる。漬物の仕込み作業は2月末まで続く。

 同気象台によると、28日の県内は雨や曇りで、山間部では夜遅くに雪が降る見込み。

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