ロシア軍死傷率、侵攻後最高か 英分析、多くは東部激戦地で犠牲

ウクライナ東部アブデーフカの前線を歩く兵士=10月17日(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】英国防省は27日、過去6週間のロシア軍の死傷率が侵攻後、最高を記録している可能性があると分析した。ウクライナ軍の発表によると、今月のロシア軍の死傷者は1日の平均が931人だった。多くがロシア側が攻勢をかけるウクライナ東部ドネツク州の激戦地アブデーフカでの犠牲だと指摘した。

 これまで最も死傷者が多かったのはドネツク州バフムトの攻防が激化した3月で、1日の平均死傷者は776人。

 ウクライナは27日、全土的に吹雪に見舞われ、ゼレンスキー大統領は通信アプリに各地で停電が発生したと投稿した。

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