山本由伸の移籍先決定には時間がかかる見込み 米記者がリポート

先日、「SNY」のアンディ・マルティノ記者は、山本由伸がまず獲得を希望する全チームと電話やZOOMを使ってオンラインで面談を行い、候補を絞り込んだあとに渡米して対面で交渉する予定であることを報じ、「決断までにはそれほど時間はかからないだろう」との見解を示していた。しかし、山本に興味を示しているチームが多いことが争奪戦を長引かせそうだ。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は「決断までには時間がかかりそうだ」との見通しを伝えている。

山本は今オフのFA市場において、大谷翔平に次ぐ「ナンバー2」の選手と評価されており、大谷が右ひじの手術で来季投げられないため、投手では「ナンバー1」という扱いを受けている。25歳という若さも魅力であり、山本の獲得を希望するチームは非常に多く、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏によると、すでに11~14チームが興味を示しているという。ウルフ氏は「交渉解禁直後にこれほど多くのチームから問い合わせがあった選手は初めてだ」と驚きを隠さなかった。

メジャー全体の半数近くのチームが興味を示しているため、第1段階のオンライン面談にかなりの時間を要するのは確実。そうしたことを踏まえ、モロシ記者は「決断までには時間がかかりそうだ」との見通しを伝えており、「移籍先を決めるまでのプロセスを慎重に進めていくことになるだろう」との見解を示している。山本とメジャー各球団の交渉可能期間は日本時間1月5日午前7時までだが、45日間の交渉期間をフルに活用するということも十分に考えられる。

ウルフ氏によると、山本は移籍先のチームについて、特に地理的な制約を設けておらず、また、所属している日本人選手の有無も特に関係ないという。マルティノ記者は「関係者の話によると、山本はヤンキースでプレーすることに魅力を感じているようだが、多くのチームに対してオープンだ。レッドソックスの吉田正尚、パドレスのダルビッシュ有とは特に仲がいい。メッツは山本に強く関心を示しており、熱心に追いかけるだろう」と伝えている。

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